ドレーンシート工法2019年1月6日時点

ドレーンシート工法

技術の概要

①何について何をする技術なのか?
・近年、異常気象による自然災害が大きな問題となっている。特に、全国で台風や局地的な集中豪雨による被害が増加しており、この豪雨への対策が課題となっている。こうした課題に対して、当工法は、従来の植生シート工法に対し改善を行い、長期に亘る、優れた侵食防止を可能とした。
・当工法は、地山に密着することにより、初期および長期の侵食に対して、優れた耐侵食性を保持している。
・濁水の発生を抑制し、水環境への影響を緩和させることを可能としたものである。
・施工時期に関わらず、優れた侵食防止効果を発揮する。
・製品の適用地と構成素材の違いにより、ドレーンシート、ドレーンシートHA、ドレーンマット、ドレーンマットP20、ドレーンマットL20、ドレーンシートK、ドレーンシートHA-K、ドレーンマットK、ドレーンシートRの9タイプがある。

②従来はどのような技術で対応していたのか?
・植生シート工(環境品)が選定される。
・植生が成立するまでの期間、雨滴などのより初期侵食を受ける可能性があった。

③公共工事のどこに適用できるのか?
・造成のり面および自然斜面において適応可能。

この技術の登録情報について

副題 のり面用侵食防止シート工法
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 CB-090002-VE
登録区分 工法
工種分類 共通工(法面工ー植生工ー植生ネット工),環境対策工(水質保全工),砂防工(山腹工)
ICT技術の該当
開発年 2007年

技術の特徴

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
(1)少量の降雨によってシート部(不織布含む)が地山に密着し、さらに降雨の継続により過剰となった水分が速やかに排出される。
(2)シート部に接着された土壌凝集剤は、土壌微粒子の流失を防ぐ。

②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
(1)土壌侵食防止
排水機能に優れたシート部(不織布含む)は、過剰な水分を速やかに排出し、
初期侵食の防止を可能とした。

(2)濁水の発生抑制
シート部(不織布含む)に接着された土壌凝集剤は、土壌微粒子の流失を防ぎ、
濁水の発生を抑制し、水環境への影響の緩和を可能とした。

(3)飛来種子による植生の期待
土壌微粒子の移動を長期に防止するため、飛来種子の定着、生育が期待できる。


  

技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
通年施工が可能であるが、降雨時の施工は避ける。
現場条件に合わせ導入植物の配合が可能である。

②現場条件
・特になし。

③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。

④関係法令等
・特になし。


①適用可能な範囲

・侵食を受けやすいのり面

②特に効果の高い適用範囲
・砂質土、粘質土等侵食をうけやすい土質。
・濁水のでやすい土質。

③適用できない範囲
・安定していないのり面

④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・道路土工「のり面工・斜面安定工指針」
・国土環境緑化協会発行「環境緑化製品工法の設計手引き(案)」
・日本植生株式会社発行「ドレーンシート技術資料」

施工方法について

①のり面清掃
・のり面の雑草木・浮石・浮土砂等を除去する。

②シート展開
・シート部(不織布)を地山側にして、のり肩を10cm程度巻き込み、のり面へ密着するように展開する。
・横方向の重ね幅は2cm程度、縦の重ね幅は10cm程度とし、止め釘等で仮止めする。

③シート固定
・所定の本数の止め釘を所定の間隔・箇所に打ち込み、シートを地山に密着させる。





その他の情報

①設計時
・のり面外部からの流水および湧水等には別途排水工を検討する。

②施工時
・降雨時の施工は避ける。

③維持管理等
・特になし。

④その他
・強酸性土壌において適応する場合は、別途土壌改良を検討する。

この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 日本植生㈱
部署 環境緑化部
担当者 清水幸憲
郵便番号 708-8652
住所 岡山県津山市高尾573-1
電話番号 0868-28-0460
FAX番号 0868-28-4850
サイトURL http://www.nihon-shokusei.co.jp

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