コンクリート製品搬送据付装置「リフトローラー工法」2021年3月30日時点 アーカイブ

コンクリート製品搬送据付装置「リフトローラー工法」

技術の概要

従来、コンクリート製品の据付はトラッククレーンにより施工していたが、市街地など施工現場が狭い場所や、電線下や道路・鉄道の高架下など、上部に制限がある場所では、クレーンが近寄れず施工が困難で、大幅な工期と費用を要していた。本工法は、このような施工困難な現場でも、コンクリート製品の搬送から据付までの一連の作業を連続的に行うことが出来る工法である。


この技術の登録情報について

副題 リフトローラー工法
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 CB-990105-VE
登録区分 機械
工種分類 共通工
ICT技術の該当
実績 1660件
開発年 1996年
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技術の特徴

•従来工法に比べて、施工性・安全性を向上させるため機械による施工とした。 
1.製品の搬送を行うため、自走式とした。
2.製品の据付を行うため、微調整機能を搭載した。
3.作業環境向上のため、電動式とした。










技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
•雨天・降雪時も施工可能であるが、装置走行面(基礎コンクリート上)が水没、または凍結していないこと。

②現場条件
•基礎コンクリートの余裕幅は、ハング式10cm以上、サイド式40cm以上必要である。
•製品天端および装置全高より切梁下面までの距離は、20cm以上必要である。
•基礎コンクリートは有筋にて、厚み15cmを標準とする。(基礎条件により異なる)

③技術提供可能地域
•東北、関東、北陸、中部、近畿、四国、九州

④関係法令等
•特になし

施工方法について

1.基礎コンクリートをひび割れ防止として有筋にて施工する。
2.クレーンにより装置を発進位置に下ろす。
3.製品を装置手前に仮置きし、装置を自走させて製品を保持する。
4.装置を自走させ、製品を据付位置まで搬送する。
5.予め敷きモルタルを敷き均し、装置にて微調整を行い据え付ける。
6.製品と装置を切り離し、発進位置まで後退する。
7.2~6を繰り返し行う。




この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 丸栄コンクリート工業株式会社
部署 総合技術研究所技術開発部開発課
担当者 阪口裕紀
郵便番号 501-6293
住所 岐阜県羽島市福寿町間島1518
電話番号 058-393-0211
FAX番号 058-392-9682
サイトURL http://www.maruei-con.co.jp

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