金網付植生マット工法2021年3月30日時点

金網付植生マット工法

技術の概要

金網、ヤシ繊維ネット、植生マットによる多構造を一体化させた植生マット工。植生の成立前の施工初期に起こる表流水や積雪等で、従来工法は基材の流亡が起こることがあった。新技術では、基材をマット及び金網に覆われた構造とすることで、施工初期の表流水や積雪等による基材の流亡の抑制を可能とした。

この技術の登録情報について

副題 かまくらマット肥料袋付植生マット工法
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 CB-090029-VE ※2020.3.31をもって掲載期限終了
登録区分 工法
工種分類 共通工
ICT技術の該当
実績 長野県・天竜川水系大横沢第二砂防堰堤工事
京都府・宇治市炭山・池尾・志津川鷺尻工事
静岡県・稲取地区(白田川)復旧治山工事
青森県・南部町中山間25号工事
愛媛県・第9号復旧治山工事
開発年 2006年
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技術の特徴

(特徴)
従来技術では、市場単価で適用できる植生基材吹付工(t=3㎝)で対応していたが、製品化された多構造の金網付植生マットのため、機械不要の人力で施工できる工法となり、施工性、経済性ともに向上します。
(どこに新規性があるのか)
従来技術では、植生完成前の表流水、積雪・融雪に対して基盤の流亡という懸念があったが、新技術では多構造一体化のマットにより、より強固な緑化基礎を形成することができ、表流水や積雪・融雪から生育基盤を保護することを可能にした。









技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
・土壌硬度30mm以下の斜面(山中式土壌硬度計数値)
・適応勾配:1:0.8より緩い斜面
②現場条件
・造成されたのり面や自然斜面に適用
③特に効果の高い適用個所
・施工初期の風化侵食が激しい箇所
・施工初期に積雪や凍上が懸念される箇所
・吹付機械などを容易に設置できない道路のり面や山腹工での施工箇所
④適用できない範囲
・斜面が安定していない場所

施工方法について

①のり面清掃
・のり面の雑草木・浮石・浮土砂等を除去する

②マット展開
・白い薄綿側を地山側にして、法肩を20㎝程度巻込み、横方向の重ね幅は3㎝程度とり、のり面へ密着するように展開する

③マットの固定
・所定の位置にアンカー・止め釘を打ち込み、マットを地山に密着させる









その他の情報

①設計時
・のり面外部からの流水および湧水等には別途排水工を検討する。
②施工時
・降雨時の施工は避ける
③維持管理
・特になし
④その他
・強酸性や強アルカリ土壌において適用する場合は、別途土壌改良等を検討する。

この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 日本植生㈱
部署 環境緑化部
担当者 清水幸憲
郵便番号 708-8652
住所 岡山県津山市高尾573-1
電話番号 0868-28-0460
FAX番号 0868-28-4850
サイトURL http://www.nihon-shokusei.co.jp

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