技術の特徴
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・駆動源と杭打機を手持ち運びのできる小型軽量にしたことで
地形条件の悪い作業現場にも持ち込み使用できるようにした
・機械を保持(握る)する高さ位置に自由度を持たせた
・操作レバーを保持ハンドルと兼用の構造とし簡単な操作とした
・ハンマーピストンの二重シールにて摺動部への錆発生影響を軽減
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・装置を持ち込むことができず、人力で大ハンマーを振り下ろし杭を打つ
作業の労働負担を軽減し、作業の効率を大幅に向上する
技術の適用条件・適用範囲
①自然条件
外気油温-20℃~+40℃範囲の環境(低温に対しては油圧ユニットの
暖気運転等で作動油温を上げ、油温範囲+10℃~+90℃で使用可能)
②現場条件
重機、車両が入れない地形条件や狭小な作業現場でも手持ちで運び入れ使用可能
③技術提供可能地域
特に制限無し
④関係法令等
特に無し
①適用可能な範囲
単管パイプ、小径木杭の打込み作業全般
②特に効果の高い適用範囲
装置の運搬車両や重機が入れない地形条件や狭小な作業現場
③適用できない範囲
特に無し
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・職場における腰痛予防対策指針(厚生労働省 基発0618第1号):
職場での腰痛を予防する為に人力による重量物の取扱いに対し重量を制限
施工方法について
【長い杭の打込み】
・1人が杭を横向き状態で保持し、1人が杭打機を杭の端部に被せる。 (図①)
・杭の下端位置がずれない様に保持しながら杭打機といっしょに杭を立てる。 (図②)
・保持ハンドルと兼用となっている操作レバーを押し下げると
杭打機が打撃を開始する。(図③)
・杭が安定するまでは1人が補助し、傾きなども調整する。
・杭が安定した低い位置では1人での打込みが可能 (図④)
【法面への打込み】
・杭打機は傾けた状態でも使用できるので法面に対しても打込み可能 (図⑤)
その他の情報
①設計時
特に無し
②施工時
地中に硬い岩盤などの障害物があり、
打込みが進まない状況では位置を変えるなどの処置が必要
③維持管理等
特に無し
④その他
振動障害の予防に配慮
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