PK-Ⅱ(勾配路面対応視線誘導標) 2019年8月1日時点

PK-Ⅱ(勾配路面対応視線誘導標) 

技術の概要

①何について何をする技術なのか?
3度から6度の勾配路面における視線誘導標の設置について、現場にて角度調整し簡単で垂直に設置する技術。

②従来はどのような技術で対応していたのか?
勾配路面上にポスト台座が設置できる大きさの型枠を設置しコンクリートにて水平基礎を打設、養生後、視線誘導標を設置していた。
※養生期間については普通ポルトランドセメントで打設後5日以上、早強ポルトランドセメントで打設後3日以上を必要とする。(愛知県建設部編集標準仕様書)

③公共工事のどこに適用できるのか?
公共の道路維持工事および道路整備工事において勾配のある路面に視線誘導標を垂直に設置する工事に適用できる。

この技術の登録情報について

副題 3度から6度までの勾配面にも簡単に垂直設置できる視線誘導標
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 CB-160017-A
登録区分 材料
工種分類 付属施設(道路付属物工)
ICT技術の該当
開発年 2015年
AD

技術の特徴

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
視線誘導標を勾配路面に垂直に立てる方法を2枚の斜め台座を使うことにより
簡単に設置できるように改善した。


②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
勾配路面に対して視線誘導標を垂直に建てることにより、
空間占有率を最小限にし、一直線の流れによる視線誘導で車両通行を安全に行う。

3度から6度の勾配路面で簡単に視線誘導標を垂直設置できることにより施工時間が短縮、
手間が軽減され経費削減に寄与する。(コンクリートの水平基礎の施工および養生日数などが不要となる。)



技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
気温5度以下の場合は接着剤の硬化が遅く施工に不向

②現場条件
勾配路面3度から6度に適用可能

③技術提供可能地域
制限なし

④関係法令等
特になし



①適用可能な範囲

3度から6度の勾配路面

②特に効果の高い適用範囲
3度から6度の勾配路面

③適用できない範囲
取付強度が確保できない路面
常時浸水している箇所

④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
設置手順:弊社カタログおよび施工手順に準ずる。

施工方法について

<準備するもの>
PK-Ⅱポスト本体、台座、特殊ネジ、ネジ回し、マーキングチョーク、
勾配定規、接着剤、混ぜ棒、ヘラ、養生テープ、秤


PK-Ⅱ設置手順 固定式(接着式)

①設置箇所の勾配を測定する
②斜め台座を置いて水平確認
③位置決めマーキング
④ポスト本体と斜め台座を組み付け
⑤仮設置(垂直確認)
⑥向きが分かる様にアンカー位置マーキング
⑦アンカー穴から接着剤が漏れ出ないように養生テープを貼る
⑧接着剤計量
⑨主剤と硬化剤をよく撹拌する
⑩路面に接着剤を塗布する
⑪ポスト台座底面に接着剤を塗布する
⑫設置(垂直確認)
※路面が濡れている場合は施工出来ません。



その他の情報

①設計時
設置箇所に適した台座及び製品タイプの選択をする。

②施工時
路面が濡れた状態での設置は、接着剤使用の為、接着強度が確保できない。

③維持管理等
設置後、一定期間で本体および台座の破損、著しい汚れが確認された場合は交換を行う。

④その他
道路区画線上に設置する場合は、接着剤とアンカーを併用使用して設置する。

この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 ゴコウ㈱ 中部支店
担当者 富永進
郵便番号 463-0088
住所 愛知県名古屋市守山区鳥神町7
電話番号 052-768-5959
FAX番号 052-768-5958
サイトURL http://www.gokonet.jp

この技術に興味を持っている人はこんな技術にも興味を持っています。

技術名 概要 工種分類 会社名
CPDS e-pile next工法 e-pile next工法 ①何について何をする技術なのか? ・先端に拡翼を取付けた鋼... 基礎工,建築,共通工,河川維持,付属施設 株式会社東部
自転車に優しい側溝 自転車に優しい側溝 ①何について何をする技術なのか? 「自転車に優しい側溝」は... 共通工,付属施設 ゴトウコンクリート㈱
鋼製排水溝設置用エポキシ樹脂モルタル ア... 鋼製排水溝設置用エポキシ樹脂モルタル ア... ①何について何をする技術なのか? 道路橋における鋼製排水桝... 付属施設,付属施設 日米レジン㈱
HS雨水貯留槽「M.V.P.システム」 HS雨水貯留槽「M.V.P.システム」 コンクリート二次製品の門型部材とスラブ部材を組み合わせ、底面... 付属施設 ㈱ホクコン
鋼管杭基礎工法「e-pile next」 鋼管杭基礎工法「e-pile next」 ①何について何をする技術なのか? ・先端に拡翼を取付けた鋼... 基礎工,建築,共通工,河川維持,付属施設 ㈱東部