技術の特徴
1. 互層地盤であっても均質な改良体の造成が可能
・鉛直方向に全層の撹拌を同時に行う方式。
2. 低振動・低騒音の施工が可能
・改造型バックホウと比較し撹拌機の振動騒音レベルの方が低い。
3. 低変位であり、構造物などに近接した施工が可能
・全層鉛直撹拌の為、圧力等は上方に開放される。
4. 機能性・機動性に優れ、安全且つ効率的な施工が可能
・改造型バックホウがベースとなっていて傾斜地に強い。
・上空制限下での施工に対応しやすい。
5. 角度変換機能付撹拌機の装着により履帯に対し平行な改良体の造成が可能
・狭隘な場所、重機足場と改良基面に段差があっても施工が可能となった。
・改良壁(土留壁や遮水壁)の施工が可能となった。
6. 盛り上がり土の品質は改良体と同等であり、有効利用が可能
・盛り上がり土も鉛直撹拌の為、同じように改良されている。
技術の適用条件・適用範囲
施工方法について
その他の情報
①設計時
・本体構造物の設計及びそれに伴う地盤改良の具体的な設計方法については、目的に沿った各指針を適時参照する。
・近接箇所での連続施工による改良壁の造成が可能となり、土留め壁として設計対象に利用できる。
※「地盤改良壁による山留設計マニュアル」(PB工法協会発刊)の適用可
②施工時・改良体の品質を均質化するために施工性の望ましい流動値としてのテーブルフロー値を設定している。
フロー値は120~130mmを目安にしているが土質や地盤構成等により適正なテーブルフロー値の決定を行う。
・改良深度を決定するための地盤(地質調査)が必要になる場合がある。
③維持管理等
・特に無し
④その他
・着底管理の場合には、地質調査ボーリング資料と機械抵抗値のキャリブレーションが必要となる。
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