技術の概要
仮設足場や橋梁高欄型枠等を固定する際に使用する、あと施工アンカー。
1.設置時については内部コーンを電動工具(インパクトレンチ及びインパクトドライバー)にて挿入し、その挿入量を検尺する事でアンカー設置完了の管理を行うことにより、強度のバラつきを最小限に抑えて安心・安全を向上させることができる。
2.撤去時については、内部コーンを電動工具を用いて抜くことによりアンカー本体先端の拡開状態を解除することで、アンカー本体もコンクリート構造物から完全に撤去する事が可能となり、サビが原因となるひび割れやサビだれを抑える事ができ、本体構造物の品質・景観についても向上する事ができる。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
1.アンカー設置時、専用のポンチとハンマーを使用し本体に打撃を加え内部コーンを挿入する事で設置完了としていた。
2.仮設足場解体時、アンカー本体は構造物に埋め殺し、ネジ部にコーキング材を充填させ施工完了としていた。埋め殺すことで、さびだれ等をおこす原因となっていた。
③公共工事のどこに適用できるのか?
1.土木・建築工事での仮設足場工。