技術の概要
FCRでは、株式会社ジェイアール総研エンジニアリングと業務提携し、構造物の塩害対策「SSI工法」(高性能防錆材使用)を提供しています。SSI工法は、(財)鉄道総合技術研究所と旧日本道路公団試験研究所との共同開発による塩害抑止工法です。
①何について何をする技術なのか?
・コンクリート中における鉄筋の腐食環境を防錆環境へと品質改善を行うことが可能な技術である。
・「塩分吸着剤」により、鉄筋の残存錆やコンクリート中に存在する有害な塩化物イオンを吸着固定し、かつ亜硝酸イオンを放出することで安定かつ長期的にわたりコンクリート中に高い防錆環境を創出するコンクリート品質改善型断面修復技術である。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
a)従来は鉄筋の残存錆やコンクリート中に含まれる塩化物イオンに対して、亜硝酸リチウム等の導入により防錆処理を行っていたが、塩化物イオンは存在したままであり、それが補修箇所の再劣化を引き起こす要因の一つとなっていた。
b)亜硝酸リチウム等による防錆効果は、コンクリート中に含まれる塩化物イオン量が2kg/m3を超えると低下し、補修後、早期に再劣化することがあるなど耐久性に問題がある。
c)断面修復後は表面保護材により、外部からの塩化物イオンの浸入を防護していたが、表面保護材の劣化が生じると塩化物イオンの浸入によりコンクリート内部は腐食環境へと移行することが懸念された。
③公共工事のどこに適用できるのか?
塩害・中性化などの影響を受けるすべてのコンクリート構造物の補修および補強工事
④その他
a)「塩分吸着剤」は、図-1に示すように、正に帯電させた層状の構造を有するカルシウム・アルミニウム複合水酸化物で、層間に鉄筋腐食抑制効果のある亜硝酸イオン(NO2-)を保持させたものである。塩化物イオン(Cl-)を吸着して、亜硝酸イオンを放出するイオン交換機能を有している。
b)防錆モルタルRJ2・RJ3は、2017年3月末で廃番とする。以後、防錆材はSJ1で設計・施工する。
c)予防モルタルRJ5は廃番とし、RP310で代用する。
d)防錆ペーストRJ1は亜硝酸イオン放出機能を活用し、一般環境での防錆材として活用する。
e)耐久モルタルRP100は「塩分吸着剤」を配合していない断面修復材であり、内的塩害の場合に使用する。
「塩分吸着剤」の性能表(塩化物イオン吸着量と亜硝酸イオン放出量)
①何について何をする技術なのか?
・コンクリート中における鉄筋の腐食環境を防錆環境へと品質改善を行うことが可能な技術である。
・「塩分吸着剤」により、鉄筋の残存錆やコンクリート中に存在する有害な塩化物イオンを吸着固定し、かつ亜硝酸イオンを放出することで安定かつ長期的にわたりコンクリート中に高い防錆環境を創出するコンクリート品質改善型断面修復技術である。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
a)従来は鉄筋の残存錆やコンクリート中に含まれる塩化物イオンに対して、亜硝酸リチウム等の導入により防錆処理を行っていたが、塩化物イオンは存在したままであり、それが補修箇所の再劣化を引き起こす要因の一つとなっていた。
b)亜硝酸リチウム等による防錆効果は、コンクリート中に含まれる塩化物イオン量が2kg/m3を超えると低下し、補修後、早期に再劣化することがあるなど耐久性に問題がある。
c)断面修復後は表面保護材により、外部からの塩化物イオンの浸入を防護していたが、表面保護材の劣化が生じると塩化物イオンの浸入によりコンクリート内部は腐食環境へと移行することが懸念された。
③公共工事のどこに適用できるのか?
塩害・中性化などの影響を受けるすべてのコンクリート構造物の補修および補強工事
④その他
a)「塩分吸着剤」は、図-1に示すように、正に帯電させた層状の構造を有するカルシウム・アルミニウム複合水酸化物で、層間に鉄筋腐食抑制効果のある亜硝酸イオン(NO2-)を保持させたものである。塩化物イオン(Cl-)を吸着して、亜硝酸イオンを放出するイオン交換機能を有している。
b)防錆モルタルRJ2・RJ3は、2017年3月末で廃番とする。以後、防錆材はSJ1で設計・施工する。
c)予防モルタルRJ5は廃番とし、RP310で代用する。
d)防錆ペーストRJ1は亜硝酸イオン放出機能を活用し、一般環境での防錆材として活用する。
e)耐久モルタルRP100は「塩分吸着剤」を配合していない断面修復材であり、内的塩害の場合に使用する。
「塩分吸着剤」の性能表(塩化物イオン吸着量と亜硝酸イオン放出量)