エコスピード工法2021年7月29日時点

エコスピード工法

技術の概要

①何について何をする技術なのか?
・鉄筋のガス圧接継手工法(鉄筋端面を突合せ、加熱・加圧して相互の鉄筋を一体化する工法)
・PSリング(還元材)で鉄筋接合面の酸化を防止した技術。

②従来はどのような技術で対応していたのか?
・従来のガス圧接継手工法は、還元炎で酸化を防止していた。

③公共工事のどこに適用できるのか?
・建築・土木等の鉄筋コンクリート構造物の鉄筋継手工事に適用できる。

④その他・追記・詳細
・「高分子天然ガス圧接継手工法(エコスピード工法)」は、公益社団法人日本鉄筋継手協会で認定を受け、同協会で、「鉄筋継手工事標準仕様書 高分子天然ガス圧接継手 工事(案)(2010年)」により、施工・管理・検査・技量資格等の基準が制定・運用されている。

この技術の登録情報について

副題 鉄筋コンクリート用棒鋼の継手工法で天然ガスと高分子還元材(PSリング)を用いたガス圧接継手工法
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 TH-120026-VE
登録区分 工法
工種分類 コンクリート工(コンクリート工ー鉄筋工―鉄筋工(ガス圧接工)),建築(鉄筋工事)
ICT技術の該当
開発年 2010年
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技術の特徴

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・ガス圧接継手工法の接合面の酸化防止を還元炎からPSリング(還元材)による防止技術に変えた。

②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・接合不良の低減が期待出来る。
・作業者の作業負担の低減と熟練度の軽減が期待出来る。

③その他、追記、詳細
・鉄筋接合面の酸化防止
→鉄は、大気中で加熱すると激しく酸化し、酸化物が発生する。金属接合で接合面に酸化物が存在すると接合不良が起こる。ガス圧接の加熱時は、接合面の酸化を防止する必要がある。
・従来のガス圧接工法の酸化防止
→鉄筋の酸化しない還元炎で加熱し、火炎の還元力と火炎で大気の侵入を遮断して酸化を防止する。
→還元炎は、接合面が密着するまで用い、密着後は火炎温度が高い中性炎に切り替えて加熱する。
→還元炎の調整(ガス流量の調整)、大気侵入防止のためのバーナー操作、風雨等の影響を受けやすいため作業者の熟練度及び作業負担が高い。
・エコスピード工法の酸化防止
→PSリングは、還元材であるポリスチレンと鋼製リングで構成される。
→ポリスチレンは、加熱で気化し、還元性ガスを発生し、ガスの還元力で酸化を防止する。
→鋼製リングは、物理的に大気の侵入を遮断する。
→還元性ガスの発生量・成分は一定で、全工程同一火炎で加熱できる。バーナー操作、風雨等の影響受け難いため作業者の熟練度及び負担が軽減する。

技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
・風速5m/S以内
・風速5m/S超える場合は、シート又はパネル等で防風対策を施し、安定した火炎が得られることが確認された場合は、監理・責任技術者の承認を得て、作業を実施することができる。
・降雨・降雪時に作業を行う場合は、監理・責任技術者の承認を得て作業を実施することができる。
「鉄筋継手工事標準仕様書 高分子天然ガス圧接継手工事(案)(2010年)」(公益社団法人 日本鉄筋継手協会)」より

②現場条件
・従来ガス圧接と同様です。

③技術提供可能地域
・制限はありません。

④関係法令等
・建築基準法
・建築: 公共建築工事標準仕様書(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)、建築工事標準仕様書((社)日本建築学会)
・土木: 土木工事標準仕様書 (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)、鉄筋定着・継手指針((社)土木学会
 
 
①適用可能な範囲
・加熱燃料は天然ガスに限る。
・圧接可能な鉄筋
→異形棒鋼(JIS3112鉄筋コンクリート用棒鋼)
→鉄筋の種類:SD345、SD390、SD490
→鉄筋の呼び径:D19~D51
→鉄筋種類の組み合わせ: SD345→SD345,SD390。 SD390→SD345,SD390,SD490。 SD490→SD390,SD490。
→鉄筋径が異なる鉄筋同士の組合わせは、隣接する呼び名間を可とする。

②特に効果の高い適用範囲
・なし

③適用できない範囲
・圧接可能な鉄筋範囲外の鉄筋及びねじ節鉄筋

④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・「鉄筋継手工事標準仕様書 高分子天然ガス圧接継手工事(案)(2010年)」(公益社団法人日本鉄筋継手協会
(3章施工管理 3.1鉄筋(P3))

施工方法について

エコスピード工法は、加熱前に接合する鉄筋端面間にPSリングを取り付け事と火炎切替を行わない点以外は、手動ガス圧接工法と作業手順は変わりません。

①ガスボンベ、燃焼機器等を接続し、圧接作業の準備を行う。(システムフロー参照)

②鉄筋端面を冷間直角切断機で直角に切断する。

③鉄筋に圧接器を取り付ける。

④PSリングを接合面間に取り付ける。

⑤ラムシリンダーを圧接器に取り付け、油圧ポンプを作動し鉄筋を突き合わせる。この時、PSリングが適正に取付けられていることを確認する。

⑥バーナーに着火し、鉄筋の加熱を開始する。

⑦加熱と加圧操作を継続しながら、圧接部のふくらみを成形する。

⑧圧接部のふくらみが規定値に達したら、加熱と加圧を停止する。

⑨外観形状を確認後、鉄筋から圧接器を取り外す。

その他の情報

①設計時
・特にありません。

②施工時
・本工法の作業者は、高分子天然ガス圧接技量資格者(公益社団法人日本鉄筋継手協会認証)による。

③維持管理等
・特にありません。

④その他
・施工の基準は、ガス圧接工法ごとに異なる。
→エコスピード工法(天然ガス) : 鉄筋継手工事標準仕様書 高分子天然ガス圧接継手工事(案)(2010年)
→手動ガス圧接工法(アセチレン) : 鉄筋継手工事標準仕様書 ガス圧接継手工事(2009年)
→エコウェル工法(天然ガス) : 鉄筋の天然ガス圧接工事標準仕様書(案)(2007年)

この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 エコウェル協会
部署 事務局
担当者 渡邊卓馬
郵便番号 105-0011
住所 東京都港区芝公園2-4-1
電話番号 03-3432-0757
FAX番号 03-6402-1108
サイトURL http://ecowel.com/

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