セーフティガイドレール2020年6月3日時点 アーカイブ

セーフティガイドレール

技術の概要

①何について何をする技術なのか?
立抗掘削時の土砂や仮設資材等を搬入搬出の際、ライナープレーに取付け、土砂運搬時はベアリングをガイドレールでサポートしながら、一定の位置でバケットの揚重作業を行う技術。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
クレーンによりバケットを直接上下昇降させていた。
③公共工事のどこに適用できるのか?
集水井及び深礎工の堀削・排土施工等で、ライナープレートを使用する現場。

この技術の登録情報について

副題 立坑内での掘削時にバケットによる土砂等の揚重作業から作業員の安全性を確保する
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 SK-110017-VE
登録区分 製品
工種分類 砂防工(その他),基礎工(深礎工ーその他)
ICT技術の該当
開発年 2011年
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技術の特徴

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
立抗工事の掘削時の土砂揚重作業を、クレーンによりバケットを直接上下昇降させていたのから、ライナープレートに取付けたガイドレールを活用し、バケットの上下移動に変えた。
 
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・ライナープレートにブラケットを取り付け、ガイドレールを設置することにより、揚重作業時のバケットの横揺れやバケット内の土砂等の落下がなくなるので、作業員の安全性が向上する。
 
・ライナープレートに取り付けたガイドレール内をベアリングで上下移動できるようにしたことにより、円滑でスピーディな揚重作業が可能となるので、施工性の向上と工事の短縮が図れる。





技術の適用条件・適用範囲

【適用条件】

①自然条件
特になし
 
②現場条件
特になし
 
③技術提供可能地域
全国で使用可能
 
④関係法令等
安全衛生管理法 クレーン則74条の2
 
 
 【適用範囲】

①適用可能な範囲
集水井及び深礎工、下水立抗
 
②特に効果の高い適用範囲
集水井工事全般。
 
③適用できない範囲
クラムシェルを使用する場合は不適である。
 
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
土木安全施工技術指針(H13.6 全日本建設技術協会)

施工方法について

①ライナープレートを堀削にしたがって1段ずつ組み立てる。
②ライナープレート10m毎で施工したところで、ブラケットを1m間隔で取り付ける。
③ブラケットに対してガイドレールを取付する。
④バケットにベアリングを取り付ける。
⑤ベアリングをガイドレールにはめ込む。
⑥クレーンにて一定位置で揚重作業を行う。









その他の情報

①設計時
ガイドレールの設置位置とタラップの位置が重ならないようにする。
 
②施工時
堀削面の下げふり方向に対して垂直にレールを施工する必要がある。
 
③維持管理等
レール内に土砂等の異物がはさまり、ベアリングの円滑な回転を阻害する場合があり、メンテナンスが必要である。
 
④その他
移動式クレーンの運転免許が必要である。

この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 ㈱らく~だ
担当者 武田
郵便番号 778-5251
住所 徳島県三好市池田町白地井ノ久保929-2
電話番号 0883-74-1670
FAX番号 0883-74-5852
サイトURL http://www.our-yamazen.co.jp/

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