コンクリート躯体防水材CS-212019年8月1日時点

コンクリート躯体防水材CS-21

技術の概要

CS-21は、硬化コンクリートに塗布等で浸透させることで、コンクリート中のカルシウム成分等と安定した反応物(CSH系結晶)を生成して、空隙を充填します。
また、未反応の主成分は、乾燥固化後も水分の供給により溶解し反応物を生成して、施工後新たに発生する微細なひび割れ等の空隙を充填します。
これらの反応により、ひび割れ深部を含む表層部の空隙を緻密化し、水や各種劣化因子の侵入を長期にわたり抑制します。

この技術の登録情報について

副題 コンクリート構造物の止水・防水・保護材料
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 CB-020055-VR
登録区分 材料
工種分類 コンクリート工,道路維持修繕工(橋梁補修補強工ー表面保護工),橋梁上部工(橋面防水工),上下水道工(維持管理),建築(防水工事)
ICT技術の該当
実績 表面保護 628件
躯体防水 745件
打継ぎ・木コン部処理 94件
改修・断面修復 227件
ひび割れ補修・漏水補修 226件
(2017年9月時点)
開発年 1993年
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技術の特徴

・無機質で無色透明の水溶性含浸材のため、構造物の景観・美観・意匠を損なわず、
施工性に優れています。

・水和反応活性成分の添加により、コンクリートの材齢を問わず効果を発揮します。

・水道施設の飲料水等が直接触れるコンクリート構造物の防水および
ひび割れ補修等に適用可能な安全性を確保しています。










技術の適用条件・適用範囲

①自然条件
■気温
・5℃未満 :-2℃以下で凍結するため、低温時の施工・保管には注意が必要。
 (施工面の指触乾燥確認後であれば、0℃未満となっても問題ない。)
・5℃以上30℃未満 :適用可能。
・30℃以上:散水により表面温度 をさげることを推奨。
■天 候
・晴天:適 用可能。
・曇天:適用可能。
・雨天:適用する場 合検討が必要。
(施工面に水が溜まらない程度の降雨であれば施工可能。)
・強風:適用可能であるが、飛散防止措置が必要。

②現場条件
・上向き、横向き、下向きを問わず適用可能。(上向きは垂れ防止対策が必要。)
・塗布面は乾燥状態、湿潤状態ともに適用可能。
・ローラー刷毛などによる塗布作業が可能なスペー スが必要。(およそ1m×1m)

施工方法について

CSⅡ工法(CS-21・2回塗布)
・施工前点検: 施工前に、前処理(下地処理・劣化部除去・断面修復)および
付着物除去状況などを目視点検し、適切な状態であるか確認する。
・清 掃: 施工箇所表面のほこりや汚れを高圧洗浄や水洗い等により清掃する。
・表層部の水分調整: 前工程で、高圧洗浄や水洗い等を行わなかった場合や
清掃から塗布までに間隔が開き、表面が乾燥した
場合は、散水等の水湿しを行う。
 
①CS-21塗布: CS-21をローラー刷毛等で塗布、または噴霧器で散布する。
②湿潤散水: 粘度を調整し浸透(含浸)を促進させるため、
水(150g/㎡)を噴霧器等で散布する。
(①、②の手順を繰り返す。
*散水またはCS-21塗布後、表面の指触乾燥確認後に次工程へ移行
(各工程の間隔は30~90分程度、気象条件等により異なる)









この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 ㈱アストン
部署 技術部
担当者 谷口孝裕
郵便番号 700-0075
住所 岡山県岡山市北区矢坂本町14-16
電話番号 086-255-1511
FAX番号 086-251-3270
サイトURL http://www.cs21.jp/

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