技術の特徴
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?) ・コンクリート表面への被覆工法から、コンクリート内部に
保護層を形成する工法とした。 ・複数の材料を塗布する工法から、1種類の材料を塗布する工法に変えた。 ・専用の品質管理システムを利用することで、希釈率と塗布量を管理できる。 ・コンクリート表層部へ遮断層を生成する。 ②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?) ・コンクリート内部へに保護層を形成することで耐久性に優れ、
メンテナンス費用を低減でき、ライフサイクルコストを縮減できる。 ・1種類の材料を塗布するだけなので、施工価格や工期の縮減が図られる。 ・施工管理システムを利用することで、技術者の熟練度に左右されない施工が
可能になり、エクセルバリアの性能を十分に発揮できるような施工が可能となった。 ・コンクリート表層部へ遮断層を生成することで、塩化物イオンなど
極めて小さい劣化因子を遮断・吸着でき、劣化抑制効果が向上した。
技術の適用条件・適用範囲
①自然条件
・水が凍結する環境では施工を行わない。
・塗布したエクセルバリアが流れる程の雨天の際は施工を行わない。
・強風の場合は、周囲に飛散しないよう、適切な養生を実施する。
②現場条件
・高所作業の場合、足場または作業車が必要。
・既設コンクリートの場合、洗浄等の下地処理が必要。
・施工位置近辺に建物や車の往来がある場合は、飛散養生が必要。
③技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし
④関係法令等
・特になし
①適用可能な範囲
・コンクリート構造物の劣化抑制・保護、耐久性の向上を目的として、
新設・既設構造物に中性化対策・塩害対策・凍害対策として施工実施する。
②特に効果の高い適用範囲
・塩害および凍害の影響が予想される地域、または部位。
③適用できない範囲
・水中や海中のコンクリート。
・防水材や吸水防止剤、塗装が施工されているコンクリート部。
(施工する場合は除去が必要)
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・土木学会 コンクリートライブラリー119 表面保護工設計施工指針(案) 2005.4
施工方法について
その他の情報
①設計時
・0.2mm以上のひび割れは、注入を行うなど適切な処理を行う。
・脆弱な部分は除去し、ポリマーセメント等で断面修復を行う。
・コンクリート素地面に適用する。
②施工時
・既設コンクリートの場合は、入念に洗浄を実施する。
・遊離石灰は、ケレン等でけずり落とす。
・塗布したエクセルバリアが流れる程の雨天の際は施工を避ける。
・飛散により周辺環境へ影響を及ぼす場合は、飛散養生を実施する。
③維持管理等
・冬期間において、材料の凍結を防止する為、屋内で保存する。
・直射日光の当る場所や、高温になる場所での保管を避ける。
④その他
・塗布箇所付近にガラス面やアルミ面および鉄部がある場合は養生する。
付着した場合はすぐに水で洗い流す。
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