①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・FRP製の既製品を使用した型枠工法であり、平面パネルに加えて隅角部形成に必要な組立ユニット①2面出隅、②2面入隅、③3面入隅、④2面出隅1面入隅、⑤3面出隅 を備えている。
・組立のほとんどを、取り付け・取り外しの容易な専用金具(クリップ、ボルト・座金)で行う。

②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?
・申請技術の素材であるFRPの曲げ強度は、172MPaであり、従来技術に比べ曲げ強度が大きい。
・申請技術のパネルおよび隅角部パーツは、10回転用した後にも傷みがほとんどなく、継続使用に問題はない。
・申請技術は、専用金具(クリップ、ボルト・座金)を使用するため、熟練工でなくても施工可能である。
・申請技術は、隅角部も組立ユニットとして揃えているため、役物加工が不要である。
・申請技術は、転用回数の向上により、使用不能となった場合の産業廃棄物量が減少する。

①設計時
30mmを単位とする形状寸法とすること。

②施工時
事前に組付けて運搬する場合には、片吊りなどで組付け金具やパーツの締結箇所に
大きな力がかからないようにする。

③維持管理等
・各組立ユニットのコンクリート仕上げ面を硬いものでこすらないこと(FRPの傷や欠けの修復は困難である)。
・損耗等により再使用に耐えなくなった各組立ユニットは、
弊社が引取り処分する。処分費用はレンタル費用に含まれている。

④その他
申請技術は従来の型枠との併用が可能である