技術の特徴
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・電動ゴンドラを桁上に取り付けるため、設置面は、陸上・水上を問わない。
・電動ゴンドラは上下左右へ移動できる構造。
・電動ゴンドラは桁上に取り付けるため、仮橋等の架設・解体の作業が可能。
・電動ゴンドラは桁上に取り付けるため、支持杭の種類は問わない。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・申請技術は、ゴンドラ内の作業のため、作業員の墜落事故の危険が少ない。
・申請技術は、ゴンドラ内の作業のため工具・部材等の落下が少ないので
第三者への事故の危険性が少ない。
・申請技術は、水上施工時ステージ仮設等の必要はない。
・申請技術は電動によりゴンドラが上下、左右に移動可能であり、
作業員の移動が少ないため、作業性は向上する。
・申請技術の仮橋設置においては、仮橋桁上等構造物上に設置するため
作業位置地盤の形状・高さ・傾斜に左右されにくい。
技術の適用条件・適用範囲
①自然条件
強風、大雨、降雪時は施工不可
平均風速毎時15m以下
②現場条件
・申請技術は仮橋等上部からの吊り下げであり、
設置スペースは桟橋幅m×(1.4m+タイロッド)。
今回の面積は11m×(1.4m+2.0m)=37.4m2となる。
・申請技術の仮橋設置においては、仮橋桁上等構造物上に設置するため
作業位置地盤の形状・高さ・傾斜に左右されにくい。
③技術提供可能地域
日本全国技術提供可能。
④関係法令等
安全衛生法、ゴンドラ安全規則、ゴンドラ構造規格
①適用可能な範囲
仮橋・仮桟橋等の架設・解体工事、橋梁補修工事等に適用できる。
設置面は、陸上・水上を問わない。仮橋工では、高さは10m以上でスパン長は
問わない。支持杭の種類は問わない。
また、鈑桁タイプの組立て橋梁等、支持杭のピッチが極端に狭い仮橋にも使用できる。
②特に効果の高い適用範囲
高さが、10m以上の仮橋・仮桟橋。
急傾斜地や水上での作業、または高さが10m以上ある作業では特に威力を発揮する。
③適用できない範囲
高さ10m以下での作業。
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
平成25年度国土交通省土木工事積算基準、土木工事安全施工技術指針、
労働安全衛生法、ゴンドラ安全規則、ゴンドラ構造規格
施工方法について
申請技術の施工方法
仮橋工施工時
①支持杭打設後、仮橋上でスパイダー工法機材組立て
②支持杭に吊ゴンドラを設置し、杭頭処理・桁受設置・主桁の設置を行い
吊ゴンドラを撤去する
③前方のスパイダーゴンドラを設置する。
④後方のスパイダーゴンドラを設置する。
⑤配線を接続する。
⑥スパイダーゴンドラにて、横断ブレス・縦断ブレスの取り付けを行う。
⑦全ブレス取り付け後、スパイダーゴンドラを取り外し仮置き。
⑧以降、繰り返し
従来技術(枠組足場)施工方法
1層目
①敷板、ジャッキベースの設置
②建枠、交差筋違の設置
③手すりの設置
④布枠の設置
2層目
⑤建枠、交差筋違の設置
⑥手すりの設置
⑦布枠の設置
3層目以降
⑤~⑦を設置高の応じて繰り返 し
⑧所定高まで設置後、横断ブレス・ 縦断ブレス等の取り付け
⑨以降、繰り返し
その他の情報
①設計時
特になし。
②施工時
平均風速10m以下。
③維持管理等
使用するゴンドラの点検・検査は、ゴンドラ規正法に則り行う。
④その他
・ゴンドラでの作業は、特別教育(安全衛生規則36条20号)が必要。
・製造検査または使用検査に合格したゴンドラについて、
都道府県労働局長が交付するゴンドラ検査証の有効期限を確認する
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