パイプドライバー工法 卓越 (すぐる君)2019年8月1日時点 アーカイブ

パイプドライバー工法 卓越 (すぐる君)

技術の概要

①全土質に対応する ②開削巾90cmに入る ③回転トルク20KN・m以上 ④重量1ton以内 ⑤管径200~650mm ⑥推進距離20m程度 ⑦施工費が安い の7点を目標としました。1号機の完成は、平成13年2月、数回にわたり試験施工を行い、改良を加えることで、目標以上の性能を得ることができました。重量は若干増加しましたが、結果的には、頑丈で故障のない「すぐる君」を完成させることに成功しました。従来技術では、推力を発生させる為には推進架台が必要でありましたが、新機構の採用により推進機本体のみで推進できる構造とした為、開削溝からの発進も可能となりました。
「すぐる君」は、分類的には、鋼製さや管方式、ボーリング方式、一重ケーシング式です。管の先端にメタルを取り付け、鋼管を直接回転させて推進します。削進機本体は小型でコンパクトに出来ていますが、回転トルクは約20KN・m、推進力は216KNと強力です。 玉石層や礫層の推進はもとより、鋼矢板、コンクリートの切削除去も可能で、その名の通り卓越した性能を持ち、 又、価格面においては、施工実情に合わせた積算歩掛りを取り入れることにより、同等他機種と比較すれば大変安価となっています。

この技術の登録情報について

副題 鋼製さや管方式ボーリング方式(一重ケーシング式)工法
登録機関(過去に登録された機関も含みます) NETIS
NETIS登録番号 SK-030014
登録区分 工法
工種分類 推進工
ICT技術の該当
実績 平成30年まで累計総延長 L=7,286.82m
開発年 2002年
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技術の特徴

すぐる君本体は、外筒、推力を発生する内筒、回転トルクを伝達する回転板、及びチャックの4つの部 分から構成されています。
主な特徴
1. 推進時の押力が、常に鋼管の中心にあり、推進精度を保ちやすい構造となっている。
2. 架台がなくても推進機本体のみで推進できる。
3. チャックを交換することにより、一台のマシンで 管径φ250mmからφ650mmまで使用が可能。
4. チャックの開閉は自動的に行う。
5. チャックは観音開きで、管のセットがしやすい。
6. 遠隔操作で、狭い場所でも安全に作業ができる。
メリット(同等他機種との比較)
1. マシンがコンパクトにできている為、発進坑にかかる経費が安い。
2. 管径650mmまで推進可能。
3. 市売品の採用で材料費が安い。
4. 新機能の採用により必要人員を少なくできる。
5. 常に押力が管の中心にあり精度が良い。





技術の適用条件・適用範囲

1) 削進距離 : 最大20m(粘性土) 注 土質により削進延長は異なる
2) 使用鞘管 : φ250mm~φ650mm
3) 適用土質 : 全土質に対応
4) 立坑寸法 : 最小 長さ0.9×幅1.5mから発進可能

施工方法について

標準的な作業手順
① 測量
② 削進架台据付・削進機設置
③ 発進坑口取付・鏡切工・メタルクラウン取付
④ 鋼管推進工 (到達坑迄削進)
⑤ 鋼管内排土
⑥ 削進機・架台撤去後、塩ビ管挿入(スペーサーバンドにより調整)
⑦ 中込注入工
















この技術を提供する会社の連絡先情報

会社名 ㈱エムテック
部署 総務部
担当者 上岡賢三
郵便番号 791-1122
住所 愛媛県松山市津吉町1059
電話番号 089-960-8880
FAX番号 089-960-8881
サイトURL http://www.mteck.biz

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