高吸水、高保水性セラミックブロック(モイストペーブ)2019年8月1日時点
この技術の登録情報について
副題 | キラを主原料に用いたリサイクル原料100%の環境にやさしいセラミックブロックで保水機能によりヒートアイランド現象の緩和に貢献する歩道舗装用ブロック |
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登録機関(過去に登録された機関も含みます) | NETIS |
NETIS登録番号 | CB-170028-A |
登録区分 | 製品 |
工種分類 | 舗装工(ブロック舗装ーインターロッキングブロック工) |
ICT技術の該当 | 無 |
開発年 | 2017年 |
技術の特徴
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
モイストペーブは、原料に未利用資源のキラを用いた、セラミックブロックである。
キラを用いる事により、細かい気孔(直径5μm程度、従来の保水性インターロッキングブロックの気孔は、直径500μm程度)が形成される為、強力な毛細管作用により、敷砂等から強力に地中に浸透した雨水を
吸い上げる能力を有している。(吸い上げ速さ;敷砂から、吸水開始後、30分で3mm以上、
インターロッキングブロックは、当社測定では、1.22mm)また、保水能力は、0.25g/㎝3以上
(インターロッキングブロックは、JIS規格0.15g/cm3以上)で保水能力も大きい。
当社が、2016年夏に名古屋市で従来の保水性インタ-ロッキングブロックと比較した場合、
降雨後(10日後)に気温36℃、12時の条件で表面温度を測定すると、10℃程度低い結果が得られた。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
従来の保水性インターロッキングブロックと比較すると、降雨後の表面温度を
約10℃低い温度に持続する期間が3倍程度持続する。
よって、本セラミックブロックを施工することで、ヒ-トアイランド現象の緩和が期待できる。
技術の適用条件・適用範囲
①自然条件
夏季、日射により、アスファルト表面温度が、40℃以上となる地域(日本全国)。
一般的に水道管が破裂するといわれる,-5℃以下の気温が頻繁に発生し、
凍結と融解を繰り返す回数が多い寒冷地(以下「寒冷地」という)においては、凍害の発生に留意する。
②現場条件
特になし。
③技術提供可能地域
日本全国。
④関係法令等
特になし。
①適用可能な範囲
歩道舗装、公園園路舗装、駐車場舗装
②特に効果の高い適用範囲
地下に浸透した水を吸水し、ブロック内部に保水し、ブロック表面から蒸発する。
この一連のメカニズムが継続的に発生することにより、ブロック表面の温度が従来の舗装面より、
低下し、ヒ-トアイランド現象の緩和に貢献することから、屋外で、雨水が地下に浸透し、
また日射が当たる、比較的面積が広い場所が特に効果が高いと考えられる。
③適用できない範囲
特になし。
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
1.JIS A 5371 プレキャスト無筋コンクリ-ト製品
2.JIS A 5215 舗装用れんが
施工方法について
施工方法は、従来のインターロッキングブロックの施工方法と等しい。施工手順は、以下のとおり。
①事前調査;路床、路盤、付帯設備、横断勾配などを確認する。
②路床工事;現状床をブロックが敷ける様に、施工表面を剥ぎ取り、整地する。
③端部拘束;ブロック同士のかみ合わせの確保と、交通荷重によるブロックの移動(ズレ)を防ぐために、
モイストペーブ舗装の端部にコンクリート製品か現場打ちのコンクリートを設置する。
④レベル出し;ブロック舗装を所定の高さに仕上げる為にレベル出しをする。
⑤路盤工事;砕石(M-25を推奨)等で不陸を調整し、機械等で転圧し、固める。
⑥敷砂工事;砕石で固めた路盤に必要な厚さで、均等に砂を敷き、表面を固めて、
所定のレベルに均一に均して仕上げる。
⑦ブロック工事;モイストペ-ブを平面設計に基づく割り付け図に従って、敷設する。
⑧目地工事;目地砂をモイストペ-ブの上に撒き散らし、乾燥後、ほうきで掃き、目地に目地砂を入れる。
⑨仕上がり確認;設計通りに施工されているかを確認する。
その他の情報
寒冷地で使用する場合は、耐凍害性試験は、クリヤ-しているが、
自然条件によっては、凍害が発生する可能性を考慮し、当事者間で協議する。
②施工時
従来のインターロッキングブロックの施工方法で問題ない。
③維持管理等
日陰で湿気が多い箇所に施工した場合、コケの発生、汚れの付着の懸念がある為、表面の清掃管理が必要。
この技術を提供する会社の連絡先情報
会社名 | ダイワセラミックス㈱ |
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担当者 | 寺前英史 |
郵便番号 | 489-0036 |
住所 | 愛知県瀬戸市西古瀬戸町4 |
電話番号 | 0561-89-5545 |
FAX番号 | 0561-89-5547 |
サイトURL | http://www.daiwa-c.jp |
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