イクシス 遠隔操作で高所等のインフラ点検を
2020/01/14
イクシス(川崎市幸区)は、遠隔操作でビルや橋梁などインフラ・構造物の点検ができる「ワイヤ吊下げ型目視点検ロボット」の普及促進に力を入れている。昨年11月には国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録。今後、点検需要の増大を見込みロボットを量産し、販売やレンタル、調査受託事業など業務を拡大する。カメラや3Dスキャナーを搭載したロボットが、目視や打設に頼らない点検作業を実現。6軸姿勢センサーを備え、遠隔から手元の画面を見ながら正確に正対撮影ができる。懸架ワイヤ長は100~200㍍に対応しており、すでに道路や橋梁、プラント煙突、ダム表面、ビル壁面などの損傷点検の実績を持つ。
同社CFO中山博喜氏は「カメラは0・2㍉単位の破損も検出できる。足場の組み立ても不要となり、安全で費用も抑えられ、工期の大幅な短縮も可能だ」と話す。
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