日建産業 無機接着剤剥落防止工法を展開

2019/11/12
 日建産業(横浜市緑区、平田恵介社長)は、神奈川県内のトンネルや橋梁などの修繕工事で、無機接着剤を使った剥落防止工法「TSボンド40Sクリア」の受注拡大を図る。NETIS登録工法(KT―160123―VR)。シクソン(東京都千代田区)の販売代理店として営業展開する。
 同工法に使用するのは、6月に国土交通省から不燃認定を受けた無機接着剤「TSボンド40Sセミクリア」。処理済みの下地コンクリートにこの接着剤を塗布して剥落防止の繊維メッシュシートを貼り付け=写真=、その上に再びこの接着剤を塗布して仕上げる。工程の連続施工が可能なため工期の短縮につながるという。
 また、この接着剤は透過性があり施工後の品質を可視化できる他、1液型のためコスト縮減も見込めるという。
 平田社長は「2液型のモルタル接着剤を使用した従来工法に比べて大幅な工期短縮やコストダウンなどが期待できる。この工法を中心として、県内の道路橋やトンネルの修繕需要を取り込んでいきたい」と語る。
 問い合わせは同社電話045(482)4435、担当の統括部長まで。