地下工事現場での異常監視を開始 カック

2019/07/30
CACH(カック、鈴木良昌代表取締役)は、西松建設の地下工事現場で、ひずみモニタリングシステム「ST―COMM(エスティーコム)」による異常監視を開始した=写真。人間には識別できない異常を見つけられるシステムで、遠隔監視による省人化、安全管理に貢献するという。
 同システムは、地下工事現場で対象物の変形を監視し、データをクラウドに保存後、現場事務所などの遠隔地でデータを確認する。特長は、人間が識別できない異常を検知できる他、片手で持ち運びできる大きさで重さは500㌘。また、電源が不要で内蔵バッテリーで稼働できる。さらに、スマートフォンでデータ確認や設定変更ができ、スイッチ操作ですぐに計測できる。
 今後の展開について、担当者は「工事現場に広く提供し、点検業務の省人化を推進、安心で安全な建設現場づくりに貢献したい」との考えを示した。