成幸利根が実用化 フレックスエコウォール

2019/07/16
 ヒロセホールディングスのグループ会社で建設基礎工事を行う成幸利根(東京都中央区)は、地震発生時に変形追従が可能な「フレックス エコウォール工法(耐震性鉛直遮水壁工法)」を開発し、実用化した。従来工法に比べ、3割程度の工期を短縮するという。
 同工法は、高濃度のスラリーにできる特殊なベントナイトを地中連続壁施工機で地盤に注入、攪拌、混合すると同時に、地盤中でイオン交換剤を添加、攪拌、混合することで、ベントナイトを活性化させる。これにより、高い遮水機能と変形追随性能を持つ鉛直遮水壁を構築できる。一般のソイルセメント壁に比べ、スラリーの注入率が少なく、無排土施工を実現する。
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