シーエス技研 つり足場水平移動で特許取得

2019/07/09
シーエス技研(浜松市東区、山下一樹社長)は、高架橋の下で足場を組み落下防止の養生後につり上げる「CS一括つり上げ工法」について、レールなどを用いて水平移動を可能にする工法=図=を開発し、新たに特許を取得した。高架橋の下のスペースにゆとりがない場所でも安全、低コストに足場を構築し、橋梁補修などが進められる方法として売り込みを図る。
 つり具を装着した移動用レールとトロリーを橋梁桁下に作業車で取り付けた後、落下防止養生した足場をつり上げ接続。水平方向に移動用レールとトロリーを取り付けながら足場ごと移動し、同じ作業を繰り返して足場を構築していく。
 同社は、橋梁など構造物の調査・点検、診断から設計、計画の立案、補修・補強工事まで一貫して請け負う。橋梁補修などで高架橋下道路の通行止めや交通規制を抑える他、鉄道・河川をまたぐ場合の安全性、効率性を改善するため考案した。