シブヤのダイモトランスがNETIS登録

2019/06/04
コンクリートの切断穿孔用機械を開発・製造するシブヤ(広島県)は、スマート制御付トランス「ダイモトランス40PREMIUM」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)の活用促進技術に選ばれたことを発表した。トランスとして初めて選定されたという。登録番号はCG―190001―A。
 同製品は、トランスに「ソフトスタート機能」と「電流制御機能」を搭載。コアドリルや砥石切断機、コンクリートカッターなど、電動工具の入力電圧を制御する。
 コンクリートを穿孔するコアドリルは、電源スイッチを押した後にビットがゆっくり回転を始め、約4秒後に高速に切り替わるため、突入電流を軽減。過電流による電圧低下を防ぎ、安定的な電源を確保する。また、ビット投入時の反動を抑制し、安全性が向上する。定格容量は4kVA(2時間)。
 この他、穿孔中、不用意に強い押圧をかけるとランプが点滅し、ビット回転数を低下させる。電流は25A、27A、30Aから選択。発電機使用時の燃料消費量も削減できるという。
 問い合わせ先は東京支店 電話03(5995)6761。