ジェイアール東海静岡 JSK工法で特許

2019/02/10
 ジェイアール東海静岡開発(静岡市駿河区、宇田川享社長)は、高架下の開発において、低コストで工期短縮を可能にした新工法「JSK工法」を開発し特許を取得した。建設費の低減により、高架下建物貸し付けで新たな市場開拓につなげる。
 従来工法は、高架橋や埋設物を避けて地中深く基礎を構築するため、基礎の上に建物の柱が乱立し空間を分断していた。新工法は、地面に広くより薄く基礎を構築。高架柱の周囲に建物の柱を配置し、大きな空間を確保。また、連続梁の技術を応用して、柱、梁部などの鉄骨を軽量化することで施工性を高め、従来はクレーン他の重機による夜間作業が、人力による昼間の作業で可能となり、大幅な施工コスト低減と工期短縮につなげている。
 澤谷俊樹開発部長は、「建設費を抑えることで競争力のある賃料設定が可能となった。すでにJR静岡駅付近高架下の静岡ゴールデン横丁や、JR浜松駅付近高架下のセブンイレブンなどで施工実績がある」と話す。
 問い合わせ先は電話054(280)5155。