コンクリートブロックに替わる木柵塀を開発

2018/12/07

 

徳島県上勝町の第3セクターもくさん(新田勝憲代表取締役)は、コンクリートブロックに替わる木柵塀を開発。県営住宅南二軒屋神成団地などで採用され高い評価を得ている=写真。
 同社の木柵塀は、大阪府北部地震で倒壊した危険性の高いブロック塀からの切り替えを検討していた県からの製作依頼を受けて開発したもので、高さ120㌢・横180㌢。町産材を使用し、特殊加工により強度確保と防腐処理が施されている。また、組み立て式のため全国発送も可能で、阿波藍もPRしようと、山田機械(徳島市)の協力を得て一部の板を藍色に染める装飾も施している。
 県は今後、県産材の利用拡大と景観への配慮から可能な限り木製フェンスを採用する方針で、徳島市の矢三高見・末広南・津田松原の各団地、阿南寿団地などでも同様の設置工事を進めている。
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