三井住友 「自動de覆工」を現場で初適用

2020/03/03
 三井住友建設(東京都中央区)は、岐阜工業(岐阜県瑞穂市)と共同で開発した「自動de覆工」を、福島県で施工中の国道118号(仮称)田代トンネル工事で初めて適用した。
 同システムは、山岳トンネル工事で覆工コンクリートの打設作業を自動化し、タブレットで一元管理する。作業人数の削減と作業時間の短縮を実現した。
 通常の覆工コンクリート打設作業では、打設の位置と高さに応じて配管切り替えを人力で行う必要がある。同システムでは、センサーと配管切り替え装置の組み合わせで切り替え作業が自動化され、作業員1人が不要になる。
 また、打設作業において、あらかじめ設定した配管に自動で切り替わるため、清掃作業と次の打設作業を並行して行うことができ、約1時間の作業時間を短縮した。
 問い合わせ先は電話03(4582)3015。