山全が新たな技術「セミディープウェル工法」を開発

2020/01/28
 山全(三好市)は、地すべり対策工事の新技術として、ロータリーパーカッションドリルを使用した小口径の深井戸削孔「セミディープウェル工法」=写真=を開発し、国土交通省の新技術情報提供システムNETISに登録した。

 工法は、口径200㍉の削孔に対応可能なロータリーパーカッションドリル(ドリフター押付・引抜力100KN)を使用し、鉛直方向で掘削長50㍍以上の長尺削孔に対応。また専用のケーシングロッド取付装置を併用することにより、2重管取付作業および抜管作業が半自動で行え、作業中に発生するさまざまな危険を確実に防止することができる。従来のロータリー式ボーリングマシンと比較して安全性と作業効率が大幅に向上した。
 牛尾専務は「自然災害のリスク低減につながる新たな工法として、地すべり災害現場での活用は有効なのでは」と語る。問い合わせは電話0883(74)1670まで。